果菜苗の中でも、私たちが一番注力している主力商品がこれです。

 

「接木(つぎき)苗」と言います。
「接木」とは、2種類の植物を接ぎ合わせ、両方の長所を兼ね揃えた植物を作ることです。

例えば、おいしいトマトがたくさんできる品種(穂木)に病気に強い品種(台木)を接ぎあわせることによって、病気への抵抗性を付与することができます。
そうすることで、病気に負けず栽培管理が容易であるとともに、おいしい実が収穫できるトマト苗にでき上がります。

▲トマト苗の接木例

このように、接木苗とはとても付加価値の高い苗なのです。

接木苗には次のようなメリットがあります。

接ぎあわせる台木品種によって、次のような特性を苗に持たせることができます。

  • 環境に強い
    寒さに強い、あるいは暑さに強いなど、外の環境に強い台木を用いて接木をすることで、環境に強い苗ができます。
  • 病害虫に強い
    病害虫に耐性のある台木を用いて接木をすることで、病害虫に強い苗ができます。
  • 連作障害に強い
    連作障害※3に耐性のある台木を用いて接木することで、連作障害に強い苗ができます。

※3:連作障害…同じ作物あるいは同じ科の作物を同じ圃場で繰り返し栽培すると、作物が次第に生育不良となる現象が発生します。これを「連作障害」と言います。土壌を消毒したり、連作せず異なる品目の作物を栽培するといった方法(輪作)で連作障害を回避できますが、最も簡単な方法としては、接木苗を用いることです。

ご存じない方にとっては、とても不思議に思われるかもしれませんが、この接木によって、性格の異なる2種類の苗同士が、まるで折れた骨が太くつながるようにしっかりとつながって1つの植物になるのです。
これが植物の生命力のすごいところなのです。
ただし、やはりただ切ってつなげただけでは、それらは活着※4せずに死んでしまいます。
確実に活着してしっかりした接木苗となるには、丁寧で確実な接木作業と、接木後の栽培管理に高度な技術が必要となります。

※4:活着(かっちゃく)…接木した面が生きたようにくっついてつながること

私たちは、熟練の接木スタッフと専用設備を用いた高度な栽培管理技術とノウハウで、良質な接木苗の安定供給を実現しています。

前のページに戻る