2024年10月8日(火)、9日(水)の2日間に渡り、育苗体験教室が開催されました。
こちらの記事では、2日目の様子をお届けします。
例年、部署ごとに各行程の説明と体験を1日に詰め込んでおりましたが、内容が薄くなってしまう懸念があったことから、今年はテーマを設けて内容を絞りました。
今年のテーマは「キュウリ苗生産」です。
ポット・プラグそれぞれのキュウリ苗生産工程からどのような苦労と課題があるのか、現場体験を交えながら知見を深めていただきました。
ご参加いただきました皆さまには、深く御礼申し上げます。
2日目のスケジュール
開会式・業務部説明
農場長・委員長の挨拶を皮切りに開会式を行いました。
また、現場体験をより充実させるため業務部の説明は簡素化され、お問い合わせからご注文、出荷までの流れについてや商品規格などの資料を配布いたしました。
播種作業説明
配布資料をもとに発芽庫・養生庫の説明や、種まきの実演などを行いました。
初期育苗管理説明
播種後から接木前の生育過程を見学していただき、プラグ苗の選別作業を体験していただきました。
接木作業説明・体験
接木室内の設備を見学した後に、生産実績や接木方法を説明いたしました。
今回はキュウリ苗の断根挿し接ぎを実際に体験していただきました。
二次育苗管理説明・体験
土並べ、水入れ、直挿し、順化管理、スペーシング、選別作業、積込作業などの各工程を、一部体験していただきました。
作業時の注意点や苗質向上への取り組みなどにも触れ、体験を通して理解を深めていただけました。
ここまでの体験は1日目と大きな変化はありませんでしたが、最後の工程だけ1日目と異なります。
出荷作業説明・体験
1日目の最後は培土製造の見学でしたが、2日目は出荷作業の体験をしていただきました。
出荷箱の説明や梱包方法、作業時の注意点などに重点を置き、苗の箱詰めを行いました。
質疑応答・閉会式
ご参加いただいた皆さまにおかれましては貴重なお時間を頂戴しまして、誠に有難うございました。
毎年恒例となりつつあるこの育苗体験教室ですが、体験を通してお客様と意見を交わし合い、より良い苗を生産できるように精進して参ります。